Supportの設定が管理センターに移動しました。この移行の結果、管理者はSupportとアカウントの設定を1か所でシームレスに管理できるようになりました。この記事では、統合された管理機能の概要を示し、詳細情報の参照先を紹介します。
この記事では、次のトピックについて説明します。
設定の集中管理
Support >「管理」の設定を既存の管理センターの設定と組み合わせることで、管理センターの1か所でアカウントを管理できるようになりました。設定項目は論理的に整理されており、2種類のインターフェイスを切り替える必要はありません。
この移行によって削除された設定はなく、変更された権限もありません。アカウントの設定はすべてこれまでどおりです。
主な変更点は以下のとおりです。
- アカウントの設定を管理するために、管理センターとSupport >「管理」の設定を切り替える必要がありません。
- 管理センターの検索機能を使って設定を見つけることができます。設定のある場所を覚えておく必要はありません。
- 管理センターですべてのメッセージングチャネルを設定できます。これまで、一部のソーシャルメッセージングチャネルの設定は、Support >「管理」>「チャネル」>「チャネルインテグレーション」にありました。
- チーム管理がカスタマー管理から分離され、「メンバー」ページが簡素化されてタスクごとに再編成されました。
- カスタムロール管理が管理センターに移動し、他のさまざまなZendeskプランタイプで利用できるようになりました。
- カスタマー(エンドユーザー)()と組織()の「メンバー」ページはSupportに残っていますが、メインナビゲーションバーに移動しました。
主なナビゲーションポイントを以下に示します。設定の場所の変更について詳しくは、「Supportの設定を管理センターにマッピングする」および「管理センターの設定を再編成する」を参照してください。
アイコン | 名前 | 説明 |
---|---|---|
アカウント | 請求、セキュリティ、監査ログ、およびその他のアカウントの基本情報 | |
メンバー | チーム管理、ユーザーフィールドおよび組織フィールド、一括アクション、タグ | |
チャネル | メールやTalkからメッセージング、セルフサービス自動化など、カスタマーとやりとりする手段 | |
ワークスペース | ビューやマクロからエージェントワークスペースまで、チームメンバーによるZendeskの使用を管理する場所 | |
オブジェクトとルール | チケットフィールド、トリガ、自動化など | |
アプリおよびインテグレーション | アプリ、API、ターゲット、Webhook、およびZendeskとの間でデータをやりとりするその他の手段 |
管理センターでの設定の検索
設定の場所がわからない場合、管理センターで設定を検索することができます。検索結果は、管理センターのページに限られます。たとえば、「トリガ」ページを検索することはできますが、「トリガ」ページにある個々のトリガの名前を検索することはできません。
また、検索キーワードを語句で指定したり、同義語を指定してページを探すことができます。たとえば、「アカウントオーナー」を検索すると、「アカウントオーナー」の設定が含まれている「アカウント」>「請求」>「連絡先」ページが検索結果として表示されます。「スタッフ」を検索すると、チームメンバーの設定が含まれているすべてのページが検索結果として表示されます。
管理センターの設定を検索するには
- どの製品の場合でも、一番上のメニューバーでZendesk製品アイコン()をクリックし、「管理センター」を選択します。
- ナビゲーションリストの上部にある検索フィールド()を見つけます。
- 検索語を入力します。
入力を開始すると、入力した用語に一致する検索結果のリストが表示されます。
- 検索結果をクリックすると、そのページが表示されます。
「メンバー」ページの変更
Support設定の移動にともない、Supporの「メンバー」ページが複数のページに分割されました。「メンバー」ページの各タブを、それぞれ独立したページとして作成し、一部のページを管理センターに移動しました。これにより、「メンバー」ページの複雑さを解消し、機能を分散させることができます。
管理者が通常使用するページは、管理センターになりました。このページには、「チームメンバー(エージェント)」、「ロール」、「グループ」、および「タグ」が含まれます。エージェントが通常使用するページは、Supportに残っています。このページには、「カスタマー(エンドユーザー)」と「組織」が含まれます。詳しくは、「「メンバー」ページへのアクセスと使用」を参照してください。
Supportの設定と管理センターのマッピング
この表は、Supportの設定を管理センターにマッピングする際のメインのナビゲーションパスが、「Support」>「管理」から管理センターに変更されたことを示しています。
移行前 | 移行後 | |
---|---|---|
Support >「管理」 | 管理センター。一部の設定は支持に残っていますが,ほとんどの設定は管理センターに移されています。 | |
Support >「管理」>「アプリ」>「管理」 | 管理センター >「アプリおよびインテグレーション」>「アプリ」 | |
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」 | 「メンバー」ページは管理センターでは複数のページに分割されました。組織やエンドユーザー(カスタマー)を編集する機能はSupportに残っています。 |
|
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」>「ユーザー」 | Supportに残っていますが、場所がメインナビゲーションバーに移動しました。「カスタマー」に名称変更されています。Support >「カスタマー()」 | |
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」>「エージェント」 | 管理センター >「メンバー」>「チーム」>「チームメンバー」 | |
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」>「グループ」 | 管理センター >「メンバー」>「チーム」>「グループ」 | |
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」>「組織」 | Supportに残っていますが、場所がメインナビゲーションバーに移動しました。Support >「組織()」 | |
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」>「ロール」 | 管理センター >「メンバー」>「チーム」>「ロール」 | |
Support >「管理」>「管理」>「メンバー」>「タグ」 | 管理センター >「メンバー」>「チーム」>「設定」>「タグ」 | |
Support > 「管理」>「管理」>「メンバー」>「一括管理」 | 管理センター >「メンバー」>「一括アクション」「ユーザーのインポート」、「組織のインポート」、「エンドユーザーの削除」の各ページに分割されました。 | |
Support >「管理」>「管理」>「ユーザーフィールド」 | 管理センター >「メンバー」>「設定」>「ユーザーフィールド」 | |
Support >「管理」>「管理」>「組織フィールド」 | 管理センター >「メンバー」>「設定」>「組織フィールド」 | |
Support >「管理」>「管理」>「ブランド」 | 管理センター >「アカウント」>「ブランドの管理」>「ブランド」 |
|
Support >「管理」>「管理」>「ビュー」 | 管理センター >「ワークスペース」>「エージェントツール」>「ビュー」 | |
Support >「管理」>「管理」>「マクロ」 | 管理センター >「ワークスペース」>「エージェントツール」>「マクロ」 | |
Support >「管理」>「管理」>「レポート」 | 管理センター >「アカウント」>「ツール」>「レポート」 | |
Support >「管理」>「管理」>「タグ」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「チケット」>「タグ」 | |
Support >「管理」>「管理」>「チケットフィールド」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「チケット」>「フィールド」 | |
Support >「管理」>「管理」>「チケットフォーム」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「チケット」>「フォーム」 | |
Support >「管理」>「管理」>「コンテキストパネル」 | 管理センター >「ワークスペース」>「エージェントツール」>「コンテキストパネル」 | |
Support >「管理」>「管理」>「コンテキストワークスペース」 | 管理センター >「ワークスペース」>「エージェントツール」>「コンテキストワークスペース」 | |
Support >「管理」>「管理」>「動的コンテンツ」 | 管理センター >「ワークスペース」>「エージェントツール」>「動的コンテンツ」 | |
Support >「管理」>「チャネル」 | 「管理センター」>「チャネル」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「メール」 | 管理センター >「チャネル」>「Talkとメール」>「メール」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「Twitter」 | 管理センター >「チャネル」>「メッセージングとソーシャル」>「Twitterアカウント」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「Chat」 | 管理センター >「チャネル」>「メッセージングとソーシャル」>「メッセージングの設定」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「Facebook」 | 管理センター >「チャネル」>「メッセージングとソーシャル」>「Facebookページ」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「Talk」 | 管理センター >「チャネル」>「Talkとメール」>「Talk」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「Text」 | 管理センター >「チャネル」>「メッセージングとソーシャル」>「Text」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「ウィジェット」 | 管理センター >「チャネル」>「従来版」>「Web Widget」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「API」 | 管理センター >「アプリおよびインテグレーション」>「アプリ」>「Zendesk API」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「モバイルSDK」 | 管理センター >「チャネル」>「従来版」>「モバイルSDK」 | |
Support >「管理」>「チャネル」>「チャネルインテグレーション」 | 管理センター >「アプリおよびインテグレーション」>「チャネルアプリ」 | |
Support >「管理者」>「ビジネスルール」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」 | |
支持>”管理者”>“ビジネスルール”>「ルーティング」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」>「ルーティング」 | |
Support >「管理」>「ビジネスルール」>「トリガ」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」>「トリガ」 | |
Support >「管理」>「ビジネスルール」>「自動化」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」>「自動化」 | |
Support >「管理」>「ビジネスルール」>「サービスレベルアグリーメント」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」>「サービスレベルアグリーメント」 | |
支持>”管理者”>“ビジネスルール”>「ルール分析」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」>「ルール分析」 | |
Support >「管理」>「ビジネスルール」>「Answer Bot」 | 管理センター >「チャネル」>「ボットと自動化」>「ボット」 | |
Support >「管理」>「設定」>「アカウント」>「ブランド設定」 | 管理センター >「アカウント」>「外観」>「ブランド設定」 | |
Support >「管理」>「設定」>「アカウント」> 「ローカライゼーション」 | 管理センター >「アカウント」>「外観」>「ローカライゼーション」 | |
Support >「管理」>「設定」>「アカウント」>「監査ログ」 | 管理センター >「アカウント」>「監査ログ」>「監査ログ」 | |
Support >「管理」>「設定」>「サブスクリプション」 | 管理センター >「アカウント」>「請求」>「サブスクリプション」 | |
Support >「管理」>「設定」>「セキュリティ」 | 管理センター>“アカウント”>“セキュリティ”>「その他の設定」 | |
Support >「管理」>「設定」>「セキュリティ」>「スケジュール」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「ビジネスルール」>「スケジュール」 | |
Support >「管理」>「設定」>「チケット」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「チケット」>「設定」 | |
Support >「管理」>「設定」>「エージェント」 | 管理センター >「ワークスペース」>「エージェントツール」>「エージェントインターフェイス」 | |
Support >「管理」>「設定」>「カスタマー」 | 管理センター >「メンバー」>「設定」>「エンドユーザー」 | |
Support >「管理」>「設定」>「ベンチマーク調査」 | 管理センター >「アカウント」>「ツール」>「ベンチマーク調査」 | |
Support >「管理」>「設定」>「拡張機能」>「ターゲット」 | 管理センター >「アプリおよびインテグレーション」>「ターゲット」>「ターゲット」 |
管理センターの設定の再編成
Support >「管理」の設定パスを管理センターに移動したことに加えて、管理センターの一部の設定が再編成されました。以下の表に、管理センターの新しい構造に合わせて再編成されたいくつかの設定を示します。
移行前 | 移行後 | |
---|---|---|
管理センター >「請求」 | 管理センター >「アカウント」>「請求」 | |
管理センター >「セキュリティ」 | 管理センター>“アカウント”>“セキュリティ” | |
「管理センター」>「チャネル」 | 管理センター >「チャネル」>「メッセージングとソーシャル」 | |
管理センター >「Sunshine」>「Sunshineの機能」 | 管理センター >「メンバー」>「設定」>「イベントの設定」 | |
管理センター >「Sunshine」>「オブジェクト」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「カスタムオブジェクト」>「オブジェクト」 | |
管理センター >「Sunshine」>「リレーションシップ」 | 管理センター >「オブジェクトとルール」>「カスタムオブジェクト」>「リレーションシップ」 | |
管理センター >「Sunshine」>「イベント」 | 管理センター >「メンバー」>「設定」>「イベント」 | |
管理センター >「Sunshine」>「プロフィール」 | 管理センター >「メンバー」>「設定」>「プロフィール」 |
Supportのロールと権限の移行
Supportで設定したユーザーロールと権限は変更されていません。これらは移行の一部として維持されます。これには、Supportで設定したカスタムロールと権限も含まれます。また、ページナビゲーションやインターフェイスでの設定制限についても、同様に継承しています。以下にいくつかの例を示します。
- Supportのデフォルトでは、エージェントは「ビュー」ページを使用して個人ビューを作成できましたが、共有ビューは作成できませんでした。これは管理センターでも同じです。
- Supportでは、権限を持つ管理者とエージェントは、カスタムユーザーフィールドを作成できます。移行後も同様です。
- エージェントが自分のグループに割り当てられたチケットのみを表示するように制限していた場合、移行後も同様に制限されます。
- ビジネスルールの管理を許可するカスタムロールを持つエージェントは、管理センターの適切なビジネスルールページにアクセスできます。たとえば、「トリガ」ページでトリガを作成できる権限をエージェントに付与できます。この権限を付与されていないエージェントは、ビジネスルールを管理したり、ビジネスルールページにアクセスしたりすることができません。
- 移行前は、管理センターで製品を解約できるのはアカウントオーナーのみでしたが、移行後も同様です。
管理センターでのSupportの設定に関する制限事項
現在、以下の制限事項があります。
- 管理センターの「最近表示」メニューおよび移行オンボーディングのツールヒントは、Chat専用アカウントとSell専用アカウントでは利用できません。
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